はじめに私がクロスメディアグループに出会うまで
現在クロスメディア・マーケティングで書店営業を担当している、北本駿介です。
前職では、地方の新聞社で広告営業を担当していました。本社では、主に地元の企業や広告代理店に営業をかけて、新聞広告の提案をしていましたが、東京支社に転勤してからは、通販広告や出版業界の広告を取り扱っていました。
また数々の大手出版社と関わる機会があったので、その時に身につけた営業のノウハウが今の仕事で役に立っていると思います。
出版社で働いてると、本が好きだと思われがちなのですが、私はプライベートではほとんど本を読みません(笑)。その代わり、人との会話から情報を集めています。コミュニケーションが得意というよりかは、好きなんだと思います。
人に関わりながら、自分で自分の仕事をつくって、やりがいを感じたい。そんな職場はないかと考えていたとき、クロスメディアに出会いました。
第一章私とクロスメディアの出会い
私が東京支社で働いていた頃仲が良かった、他の新聞社の友人を通してクロスメディアを知りました。その友人が私より先にクロスメディア・マーケティングに転職し、働いていたんです。
友人から、クロスメディアについて「出版社だけど、色んなことができて面白い」と聞き、「自分が探していた職場かもしれない」と思いました。すぐに面接を受けようと決めました。
当時、面接は社長の小早川さんだけでした。いきなり面接が社長だったので緊張しましたが、あっという間に1時間半くらい話していました。休日に時間をとって面接してくださった小早川さんに、いまでも感謝しています。
第二章私の仕事
書店営業担当としての私の仕事は、「人と本の出会いの場をつくること」。ひとりでも多くの方にクロスメディア・パブリッシングのコンテンツに出会って欲しい。そんな想いでクロスメディア・パブリッシングの新刊や既刊書を都心を中心に、数々の書店をまわって書店員の方々とコミュニケーションをとっています。
書籍のプロモーションのために、独自のフェアや他の出版社との合同フェアの開催も企画したりもします。 自分がおすすめした本が書店で大きく展開されたり、売り上げに貢献できたときは本当に嬉しいです。
ルート営業なので、決められた書店に何度も足を運びます。人間関係がすべてといえるこの仕事は自分には向いているんだと思います。歴代の担当者が構築してきた人間関係をさらに深めていきたいですし、何より新しい関係性を築けたときはこの仕事のやりがいを強く感じますね。
第三章私が「言葉」をつくったとき
何か「やり遂げた!」という達成感をいまでも感じるのが、書籍の帯替えを成功させたことですね。
帯替えの目的は、本の第一印象を変え、それまでと違う読者層に本を届けること。帯を目にした人が、本を手に取るかどうかという一瞬だけど重要な決断に関わります。そのため、ターゲット層に当たる人たちを中心に、たくさんの人の意見をききます。全員の意見を反映させるのは不可能なので、いかに届けたい読者層に関心をもってもらえるかを軸にして案を固めます。自分自身だけでなく、プロジェクトに関わってくれたメンバーも納得し、さらに売り上げにつながると強い達成感を感じます。
自分がプロデュースしたものが実際に形になるのは、デザイナーさんや才能ある方々が周りにいるからだと、改めて自分は恵まれた環境にいると感じます。
第四章私が今学んでいること、これから学びたいこと
前職では与えられた仕事を淡々とこなしているだけだったので、周りを見る必要がありませんでした。しかし、クロスメディアでは違います。自分次第でいくらでも新しい挑戦を続けられる環境なので、自分の仕事は自分で責任をもって管理しなければならないし、仲間のサポートもしなければならない。現在は余裕をもって仕事を終わらせて、新たな課題が出てきても、すぐに対応することができるようになりました。
先ほどもお話ししたように、私は本をほとんど読まないので(笑)、書店員の方々との会話の中で、偏りのない生の情報を積極的に集めるようにしています。これは書店営業の特権だと思います。あらゆる書籍の情報をもっている書店員さんから、世の中の動きを教えてもらっています。
今後、個人的に学びたいのは「数字」や「利益」に関わること。先輩に教えてもらいながら少しずつ勉強しています。 クロスメディアには学び合える環境は整っていると思います。
最終章これからの私、これからのクロスメディア
私個人としては、「頼られる存在」になりたいですね。これからどんどん増えていく後輩たちに寄り添いながら仕事をしていきたいです。また、先輩からも頼られるようなフォロワーシップも発揮していきたいです。編集部のメンバーともしっかり協力しながら「ビジネス書といえばクロスメディア・パブリッシング」といってもらえるよう、書籍のプロモーションに力をいれていこうと思っています。編集部と一緒になってヒット作品をつくっていきたいですね。
クロスメディアグループ全体としては可能性に満ち溢れていると思っています。たとえば「アマリノ」という捨てられるはずだった革でできたブックカバーは、クロスメディアの世の中のニーズを引き出す編集力でうまれたものです。SDGsの取り組みとして、社会貢献できるプロダクトだと思います。
知識をもとにアイデアやプロダクトを生み出すクロスメディアグループのこれからが楽しみです。